キャットシッターの選び方:応用編
ペットシッター・キャットシッターを選ぶ際に基準とするべき大切な5項目を、「基本編」でご紹介しました。
ここでは「自分と猫ちゃんにとって相性ピッタリのキャットシッターを探す」ポイントをご紹介します。
1)自分と似ている価値観かどうか
100の家があれば、100通りの猫の飼い方があります。
ペットシッター・キャットシッターも、それぞれの自宅で、それぞれの飼い方の元、猫ちゃんたちと暮らしています。
飼い主さまと、まったく同じ飼い方をしている人間を探すことは難しいでしょう。
しかし、「同じような考え方や価値観」を持って猫とを接しているかをおもんぱかることは、可能です。
ぜひ、ペットシッター・キャットシッターの猫との接し方を知って、ご自分の価値観(猫を大切にする感覚)と近いシッターを選んでください。
それらを事前に何かしらの方法を持ってしても知ることが出来ない場合は、選択から外すほうがよいでしょう。
以下に基準として役立つ項目を記載します。参考になさってください。
- シッターの猫との暮らし方
- 動物愛護精神の方向性(飼い主さまにポリシーがある場合重要です)
- 会社のモットーや精神についての記載
※medelでも動物愛護の方向性について公開しています
・動物愛護ポリシー
2)連絡手段や頻度などに納得できるか
飼い主さまが外出されている時、ペットシッター・キャットシッターの訪問が心配になり、携帯電話に連絡を入れたが、まったく出てくれなかった。
などということは、多々あることです。
シッター今村の体験談(2011年東京都八王子市にて)
出張(九州へ)のため、シッターを依頼。ライブカメラを設置し、外出先で約束の時間前後から見守っていました。
約束した時間(13時)に現れず、ずっとハラハラし…何度、携帯電話に連絡を入れても、出てくれませんでした。
そして、やっとシッターが現れたのは、約束の時間を5時間も過ぎた18時過ぎ。
出張先で会議に参加していましたが、この5時間、気が気ではありませんでした。
実家の母に電話をし、「シッターがこのまま来てくれなかったら家まで行って欲しい」と頼んだり…奔走していました(我が家の猫は尿路結石症を患っており、水が無くなることは命に関わる問題でした)。
やっとやって来たこのシッターは、約束した自動給餌器のセットや水の取り替えもしっかり行わず、5分程度で出て行ってしまい、猫は怯えて、一切出てきませんでした。
その間も、私は電話をかけ続けましたが、一切取ることはありませんでした。
そして残されたシッティング記録は、5行程度。
我が家の猫の凶暴性のせいで、まともにシッティング出来なかったと書かれており、しかも、猫の名前も間違っていました。
水が入っているはずのボールは、すべて空っぽでした。
訪問時間を指定することができないペットシッター・キャットシッターの業者も多く存在します。
効率よく飼い主さまのおたくを回ることを考えた場合、どうしてもシッターのスケジュールを優先することになります。
しかし、飼い主さまと猫ちゃんの都合を考えると、時間は確定出来ている方が望ましいと、思います。
(飼い主さまの意向次第かと思いますが)
いずれにせよ、ペットシッター・キャットシッターと、連絡がしっかり取れる関係か。
また、自分が希望する連絡手段に対応してくれるかなども、応用編にてご紹介したい基準のひとつです。
不安を解消し、安全に飼い主さまが過ごせる今を大切にしてくれるシッターを、選んでください。
最後に…飼い主さまができること
ペットシッター・キャットシッターを使う際に、必ず事前打ち合わせが存在します。
その際に「このシッターさんが良い」と思えない相手であれば、断ってください。
ペットシッター・キャットシッターの業者によっては、事前打ち合わせが業務依頼とセットとなっているところもあります。
事前に「見積もりの時点で断ることが出来るか」を、確認して下さい。
そのためにも、余裕を持ってペットシッター・キャットシッターの業者を探してください。
ホームページだけでは、シッターの信頼性は分かり得ません
必ず見積もりをとって、事前打ち合わせの場で面談を行い判断しましょう。
※それを嫌がる業者は、検討から外して間違いありません
事前打ち合わせの際に、資格の確認と証明書などの提示を求めることも、ぜひ、行ってください。
これにて「キャットシッターの選び方」終了です。
先にご紹介した「キャットシッターの選び方:基本編」と合わせて、ぜひ、参考になさってください。
そして、お留守番するすべての猫ちゃんにとって「安心」で「安全」な時間が訪れますよう、祈っております。